今回は、近所に咲いた桜の花を描きました。
桜の咲く時期に毎日散歩をしていたので、
桜が満開になった時には
心が躍りました。
満月がきれいな日があり、
「桜はどんな感じかな?」
と思わず見に行った日の絵です。
満月に桜がぼんやりと照らされて
とてもきれいでした。
でも実際このように見えた訳ではありません。
「デフォルメ」という表現をしています。
「デフォルメ」とは、
フランス語で・変形する・歪曲する、
という意味です。
日本では、対象の特徴を誇張、強調して簡略・省略した
表現方法という意味で用います。
つまり今回の絵で言うと、
月は実際にこのような大きさではなかったり、
夜空や桜は暗くて色がはっきりと見えなかったりしましたが、
誇張して描くことで、
自分が感動した場面を
演出して見せている
ということになります。
「デフォルメ」の歴史は、
紀元前にもさかのぼるそうで、
歴史的な彫刻や絵画にも
単純化した力強さや
特徴を誇張したデフォルメ表現を
見ることができます。
次に絵画を鑑賞する際には、
「デフォルメ」という視点でも
楽しんでみて下さいね!